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肥満・メタボリックシンドロームとは?

肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態を指します。日本では BMI(体格指数)が25以上の場合に肥満と診断されます。BMI は体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値で計算します。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満(お腹まわりに脂肪が蓄積した状態)に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態です。この状態は「死の四重奏」とも呼ばれ、放置すると動脈硬化が急速に進行して、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患リスクが大幅に高まります。
長泉町・三島市エリアにあるみしま長泉Tmクリニックでは、内臓脂肪蓄積の評価から各種検査、生活習慣の改善まで、患者様お一人おひとりに合わせた総合的なケアを提供しています。健康診断で異常を指摘された方は、お早めにご相談ください。
院長による減量・ダイエットのサポート
当院では、患者様お一人おひとりの「パーソナル」を大切にした診療を行っています。院長自身も減量・ダイエットの経験があり、患者様の立場に立った実践的なアドバイスが可能です。
体組成計による体脂肪率や筋肉量の測定、各種血液検査などを通じて現状を正確に把握して、無理なく続けられる肥満・メタボの解消をサポートします。
肥満・メタボリックシンドロームの診断基準
肥満の診断基準
BMIによる肥満の判定基準は次の通りです。
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5~25未満 | 普通体重 |
| 25~30未満 | 肥満(1度) |
| 30~35未満 | 肥満(2度) |
| 35~40未満 | 肥満(3度) |
| 40以上 | 肥満(4度) |
メタボリックシンドロームの診断基準
- 内臓脂肪の蓄積(腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上)
上記を満たし、さらに次のうち2つ以上に該当する場合、メタボリックシンドロームと診断されます。
- 高血糖:空腹時血糖110mg/dL以上
- 高血圧:収縮期(最高)血圧130mmHg以上 または 拡張期(最低)血圧85mmHg以上
- 脂質異常:中性脂肪150mg/dL以上 または HDLコレステロール40mg/dL未満
症状と合併症
肥満やメタボリックシンドローム自体には特有の症状はありませんが、長期化すると次のような症状や合併症が現れることがあります。
身体症状
- 疲れやすさや倦怠感
- 息切れ(特に階段や坂道で)
- 膝や腰などの関節痛
- いびきや睡眠の質の低下 など
合併症
肥満・メタボリックシンドロームの治療
肥満・メタボリックシンドロームの治療は、生活習慣の改善が基本となります。主に次の方法で改善を目指します。
食事療法
適正なカロリー摂取と栄養バランスの改善が重要です。
- 1日の適正カロリーを把握する(目安:適正体重×25~30kcal/日)
- 野菜を先に食べて満腹感を得る
- 食物繊維が豊富な食品を積極的に摂取する
- 動物性脂肪や精製炭水化物を控える
- 間食や糖分の多い飲料を減らす
- ゆっくり良く噛んで食べる など
運動療法
エネルギー消費と筋肉量増加のための運動を取り入れます。
- 有酸素運動(ウォーキング、水泳など)
- 筋力トレーニングを週2回程度
- 日常生活での活動量を増やす工夫(階段の利用、近距離は歩くなど) など
その他の生活習慣の改善
- 十分な睡眠をとる
- ストレス管理を行う
- 禁煙する
- アルコール摂取を控える など
薬物療法
生活習慣の改善で効果が不十分な場合や、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの合併症がある場合は、それぞれに応じた薬物療法を行うことがあります。
