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アレルギー・花粉症とは?

アレルギーとは、本来は無害な物質(アレルゲン)に対して私たちの免疫システムが過剰に反応してしまう状態です。体を守るはずの免疫機能が、必要以上に反応することで様々な症状を引き起こします。
花粉症はアレルギーの一種で、植物の花粉がアレルゲンとなります。日本では特にスギやヒノキの花粉による症状がよく見られますが、イネ科やブタクサなど季節によって様々な花粉が症状を引き起こします。
長泉町・三島市エリアにあるみしま長泉Tmクリニックでは、アレルギー検査(View39など)から舌下免疫療法まで一貫したケアを提供しています。つらいアレルギー症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
よくあるお悩み
- くしゃみや鼻水が止まらない
- 目がかゆくて赤くなる
- 季節の変わり目に症状が悪化する
- 食べ物によって口や喉に違和感がある
- アレルギー症状が1年中続いている
- アレルギー薬を飲むと眠くなる など
注意するべき症状
次のような症状が現れた場合は、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)の可能性があり、緊急の対応が必要です。
- 急激な蕁麻疹や皮膚の発赤
- 喉の腫れや息苦しさ
- 急激な血圧低下
- めまいや意識レベルの低下
- 腹痛や嘔吐を伴う全身症状 など
特に食物や薬物、ハチの毒などによるアレルギー反応では、症状が急速に進行することがあります。アナフィラキシーの既往がある方は、エピペン®(アドレナリン自己注射薬)を常に携帯することが重要です。
アレルギー反応の種類
即時型アレルギー
アレルゲンに接触してから数分~数時間以内に症状が現れるタイプです。花粉症、蕁麻疹、食物アレルギー、アナフィラキシーなどが該当します。IgE抗体という免疫グロブリンが関与して、ヒスタミンなどの化学物質が放出されることで症状が起こります。
遅延型アレルギー
アレルゲンに接触してから24~48時間後に症状が現れるタイプです。接触性皮膚炎(金属アレルギーなど)がこれに当たります。
複合型アレルギー
即時型と遅延型の両方の特徴を持つアレルギーです。アトピー性皮膚炎などが該当します。複数の免疫機構が関与して複雑な症状を引き起こします。
主なアレルギー疾患
花粉症(アレルギー性鼻炎)
植物の花粉に反応して、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が現れます。季節によって症状が出現する「季節性アレルギー性鼻炎」と、通年で症状が続く「通年性アレルギー性鼻炎」があります。後者はハウスダストやペットの毛などが原因となることが多いです。
食物アレルギー
特定の食物に含まれるタンパク質などに反応して、蕁麻疹、口腔内の違和感、腹痛、下痢、嘔吐、呼吸困難などの症状が現れます。重症の場合、アナフィラキシーショックという命に関わる状態になることもあります。
その他のアレルギー
薬物アレルギー、昆虫アレルギー(ハチの毒など)、ラテックスアレルギーなど、様々な物質がアレルギーを引き起こす可能性があります。
検査と診断
血液検査(特異的IgE抗体検査)
血液中の特定アレルゲンに対するIgE抗体の量を測定します。当院ではView39など、複数のアレルゲンを一度に調べられる検査を実施しています。
パッチテスト
金属アレルギーなど、接触性皮膚炎の原因を特定するための検査です。被疑物質を貼付して皮膚の反応を観察します。
アレルギー・花粉症の治療
薬物療法
抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬、抗ロイコトリエン薬など、症状や程度に応じた薬剤を使用します。症状を抑えるのに効果的ですが、原因そのものを取り除くものではありません。
舌下免疫療法
アレルゲンエキスを毎日舌の下に置き、体を少しずつアレルゲンに慣らしていく治療方法です。スギ花粉やダニに対する治療が可能で、根本的な改善が期待できます。
2~3年の継続が必要ですが、治療終了後も効果が持続する可能性があります。
環境整備と生活指導
アレルゲンとの接触を減らすための環境整備や、生活習慣の改善をアドバイスします。花粉症であれば外出時のマスク着用や帰宅時の花粉除去、ハウスダストアレルギーであれば掃除の仕方や寝具の管理方法などをアドバイスします。
